昭和レトロな絵を描く安楽です。
フランスのパリで2024年7月11日(木)〜14日(日)に開催されたJapan Expoに出展しました。
Japan Expoは日本のアニメや漫画の販売を中心に、日本の文化も発信、紹介するイベントです。
自分はアーティストさんたちが自作の作品を展示販売するプロフェッショナルブースに出展しました。
昨年出展して、自分的には良い感触を得たので、今年もチャレンジ。
昨年売り子のお手伝いいただいたドイツに住んでるヨガマスターで同級生の宮崎さんに今年もお手伝いいただきました。
ありがたやありがたや
【全体の人の流れ】
昨年の人であふれかえったイメージがあったので、今年はどうなのかなと思ったら、ちょっと少ない印象。
お客様も見てる感じだけで、購入するぞっていう熱気あまり感じません。
昨年と何かオーラ感が低いなぁとぼんやり思っていたら
「今年は入場料も上がったり、選挙やオリンピックの影響でホテル代が上がったりとかで来場者も減って、購買も減ってるんです。」
と昨年仲良くなった方達や近所のブースの方々が見解を述べてくださいました。
具体的なことは自分も調べる術がないのでわからないですが、後日ブルターニュ地方に行った際も
「バカンスシーズンなのに人や来客が少ない」とお聞きしたので、何か全体的な雰囲気の影響はあるのかもしれません。
といっても自分のブースに興味ある方はお見えで、リピートの方も含めて来てくださるのはありがたい限りです。
今回は日本からの出展者の方もいて気持ち盛り上がりました。
奈良で着物を衣服やバッグにされてるハリーさんと中国の花文字を描かれる今井さん。
仲良くしていただいてありがとうございます。
観覧者の中にはいつも自分も所属している愛知インバウンド協会の会長の粟津さんもお越しくださいました。
朋あり遠方より来るという感じがしていいですね
結果的にはユーロの売り上げは減りましたが、為替(円安)の影響で、日本円の売り上げは上がってました。
今回お話聞いたことを含め体感できたことは
木曜日→入場料は安い 午前中は購買意欲の高い方が多い 午後はのんびり
金曜日→午前中は購買意欲の高い方が多い 午後はのんびり 夕方は購入が増える
土曜日→入場料は高い 人も多い 終始購買意欲の高い方でにぎわう
日曜日→入場料は安い のんびりな雰囲気 夕方から駆け込み購入でにぎわう
といった流れでした。
ブースの場所や、売ってる商品で状況は個々違うと思います。
今回楽しい体験だったのが、
隣のブースの方が
「トイレ行くので店番やってほしい」
とのことで、知らないアーティストさんのブースの店番をやったことです。
人気の方のようで高々5〜10分くらいの店番でしたが
「フニャホニャフホホ(フランス語)」
「私はあなたの絵の模写を何度もしました」
「あの絵が欲しい」
と問い合わせが多く戸惑いました。
「あの絵が欲しい」
と言われて、絵も探しましたが、種類が多く見つけれませんでした(汗)
売り子の方もアーティストではないようで
「詳しいことは私もわからない」
とあっけらかん
言葉も不自由な中、知らない方の店番するのは難しいなと思いましたが、翌日も店番を頼まれました。
絵を見てるとだんだん傾向が分かってきたのでノリで対応してたら
「これ買う」
ということで、クレジット決済だとさすがにできないなと思いましたが、察してくれて現金でくださいました。
人の絵でも売れるとうれしいですね！
売り子の方も喜んでくださいました。(笑
良い経験になりました。
昨年は気づかなかったことが、求められるものも含めてクリアになっていくのは楽しいです。
近くのブースの方に教えていただいたのが
「日本のA3サイズとフランスのA3サイズは規格が違います。」
日本のA3 420×297mm
フランスのA3 400×300mm
2センチや3ミリの差ですが、A3の額のサイズがフランスでは400×300で設定されてるそうで、ちょっとした誤差だと額に入らないそうです。
知恵を授けていただきありがたやありがたや。
次回はこんなアイテムや絵を作りたいなとあれこれ思い浮かびました。
【お客様とのお金のやり取りについて】
フランス、ヨーロッパではクレジット決済が普通です。
日本にいる場合は、各社が出してるクレジット決済の機械を使って、お客様からカードを機械に入れてもらって、ピピっと簡単に決済できます。
ところが外国で同じようなことをしようとしてもできません。
このようなクレジット決済システムは、銀行口座が該当(日本)の国にあるからできますが、その機械を外国(例えばフランス)に持ち込んでも、決済システムは作動しません。
自分の理解してる範囲で理由を述べると
銀行口座が該当の国(例えばフランス)にないとフランスでは日本のクレジット決済システムマシーンは使えません
誤解のないよう言いますと、外国で「お客様として」クレジットカードを使うのは問題ないです。
ところが「販売として」外国でクレジット決済のシステムは使えません。
そんなわけで、そのような条件下でも使えるのが
２つのサービスです。
PayPal、stripeともQRコードをスキャンして、支払いサイトにアクセスして支払いができます。
良い点は付属の機械がなくても決済できることです。
良い点と問題点
・PayPalアカウントがないと支払いできない
・stripeはApple Payをお客様が持ってると簡単。ないとクレジットカードの番号をお客様でいちいち打ち込まないといけない
・会場中でPayPalやクレジット決済が稼働してると繋がりが悪くなる(12時〜15時)
でもまだ、なんとかクレジット決済ができるのでフランスに口座を持っていない自分にはありがたいです。
昨年2023年は12時くらいから16時まで決済へのアクセスが全然できなくてみなさん苦労されてましたが、今年2024年はもう少し繋がりが良かったです。
でも、自分のPayPal設定が悪かったのか、勝手に10〜18%手数料とか税金が自動で引かれていて困りました。
見聞きした感じですと、フランスで年間140万円くらい収益上げないかぎりはフランス？では税金払わなくて良いそうです。
そもそもこのPayPalでの税金支払いはどこの国に支払われてるのか謎です
今回は設定を変えれなかったので、また調べてみたいと思います。
基本的にクレジット決済が手間なので、お客様方も現金払いに協力してくださいます。ご協力感謝です。ありがたやありがたや
昨年はクレジット利用率20%でしたが、今年は30%でした。
昨年より多少決済サイトにアクセスしやすかったおかげだと思います。
クレジット決済についての苦悩は2023年Japan Expoに出展した際のブログに詳しく書いてます
【Wi-Fiについて】
フランスは日本に比べてあまり電波が良くないように思います。
ホテルにはWi-Fiありますがあまり快適ではありません。
メール送信、添付で3メガ超えると30秒から1分くらい送信に時間がかかります。
昨年はホテルでもWi-Fi入らなかったので今年はマシかなと思いました。
昨年2023年は日本でWi-Fiを借りて持っていきました。
でも自分は選択を間違えて「1日500メガ大容量使い放題！」という言葉に乗せられて借りたら30分で容量オーバー。
「大容量」の言葉にコロッとだまされました(笑)
8日間で24000円くらいの借り賃だったので、ちょっともったいないかなと今年は借りるのをやめました。
選択肢として
・フランスのeSIM を借りる(20日くらいで40€(6000円)くらい→airaloの場合
・ahamoの契約でローミングオンで使用(日本の契約料金と一緒3000円)
今回はahamoを契約して電波問題対応しました。
場所や時間によってムラはありましたが、総じて困ることもなく、いざって時はパソコンとインターネット共有して、多少重いデータも送れました。
ahamoは海外では1か月20Gしか使えないですが、10日弱の滞在ですとなんとかなります。
昨年はWi-Fiが全く入らなかったので1日800メガ使ってましたが、今年はホテルのWi-Fiがうまくはいったので1日400メガくらいの使用で済みました。
【まとめ】
昨年2023年に出展した経験もあったので、多少慣れも出ましたが、油断してコンセントの変換器を忘れました。
パリで仲良くなってくださった方にかしていただき感謝でした。
昨年出会った方々にもよくしていただき、異国の地で友達ができるのは楽しいです。
フランスの方々は直接出会ってコミュニケーション取るのは好きかなと思います。
フランスは不便な国です。
ホテルも日本に通常あるようなハミガキやドライヤーの類のアメニティはありません。
電車も不意に走らなかったり、自販機もお金だけ吸い取られて作動しなかったり、トイレも市内だとあまりなく、結構我慢します。不思議にも慣れてくると、不便を前提に行動するので気にならなくなってきます。
絵の好みの傾向も今回お話ししていく中でぼんやりわかってきたので、新たなアイテムを作ってまたトライしたいと思います。
ありがとうございました！
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